富士山駅から路線バスに乗り、本日の目的地である忍野八海(おしのはっかい)に向かいます。
バス停「えびす屋前」で下車。観光案内所に行き、荷物をコインロッカーに預け、「忍野八海周辺マップ」をもらいました。忍野八海は富士山の伏流水を源泉とする8つの池から成ります。なお、忍野八海は元々富士山信仰の巡礼地であったため、禊(みそぎ)を行う順番として、各池には一番から八番の霊場番号が付けられています。
観光案内所から忍野八海へ向かう通り。
名物の草餅を食べました。
忍野八海の中心地に到着。田舎の里山のよう。この雰囲気ナイス!
湧池(五番霊場)
観光案内所で「透明度が高いので、ぜひ見てきて!」とオススメされた池。ちなみに、この「湧池」の水は、1983年にNASAのスペースシャトルに乗せて運ばれ、宇宙で雪を作る実験に使用されたそうです。
水面に映し出される空の色がすごくキレイ!この風景、加工は全くしていませんよ。こんな鏡のように見えるんですから、その場を動けなくなってしまいます!
鏡池(七番霊場)
正面に富士山が見えます。雲がかかっていなかったら、良かったのですが。。。
天気が良ければ、池に逆さ富士が映り、最高のインスタスポットなので、ぜひ現地に行き、チャレンジしてみて下さい!
菖蒲池(八番霊場)
天気が良ければ、菖蒲越しに富士山が見えます。
道沿いに野菜の直売店がありました。安い~
近くにある「忍草浅間神社」に立ち寄りました。富士山の噴火を静めるために建立されたそうで、境内には「県指定天然記念物」のイチイの巨木が立っています、また、本殿に祀られている三神像は国の重要文化財に指定されています。
濁池(六番霊場)
この池の地主の軒先で、みすぼらしい行者が一杯の水を求めますが、地主が断ったため、池の水が急に濁ってしまったという伝説が残っています。
銚子池(四番霊場)
縁結びの池として伝えられています。
お釜池(二番霊場)
忍野八海の中で最も小さな池です。
池の中央に直径2m、水深4mの穴があり、その部分が深い藍色をしているのが特徴的です。
お釜池の近くには「梅花藻(バイカモ)」がびっしり。多くの都道府県で絶滅危惧種の指定を受けていて、清流にしか育ちません。「幸福になります」というステキな花言葉がついています。開花時期は6~9月で、花径は1.5cmほど。目を凝らして見ないと、見逃しそうな可憐な花です。
ちなみに梅花藻を見ることができる場所はコチラ▼
さいわい公園、恵み野中央公園(北海道恵庭市)
白石城周辺(宮城県白石市)
清水川(福島県湖南町中野地区)
梅花藻公園(静岡県三島市)
長慶寺(山梨県都留市)
治佐川(福井県越前市上真柄町)
醒井の地蔵川(滋賀県米原市)
JR播但線新野駅付近(兵庫県神崎郡神河町)
田君川(兵庫県美方郡新温泉町)
底抜池(三番霊場)
資料館の奥にあり、見学には入場料が必要です。
出口池(一番霊場)
忍野八海の中で最も大きな池。他の7つの池から少し離れた場所にあります。昔から、この池の水を携えると、無事に富士登山ができると云われ、別名「精進池」とも呼ばれています。
忍野八海
池なのに海と呼ばれているのは、江戸時代、各池に龍神が棲むと云われ、その神聖な雰囲気から、「池」ではなく、「海」としたと伝えらています。昔懐かしい藁ぶき屋根の建物が立ち並ぶ小径を澄んだ水面を眺めながら歩くひと時は心安らぐ癒し空間でした。
富士山駅のホームから、富士山が間近に見えます。
富士山駅へは各地から高速バスがでているので、利用すると便利かも!
高速バスの問い合わせ先はコチラ▼
バス停「えびす屋前」の近くには、食事処「丸天」があります。