サントリー山崎蒸留所で工場見学してきました

1923年 鳥井信治郎氏創業で2023年で100周年。2023年秋頃まで工事のため工場見学休止中ですが、蒸留所のリモートツアーは実施されているようです。  → 予約はこちら          リモートツアー参加者には事前にウィスキーとグラスのセットが届くようで興味深々です。

現在の蒸留所見学ツアーは2つのプランがあり、どちらも予約が必要です。

①山崎蒸留所ツアー(1000円)・・・製造工程の見学、お酒の試飲、ショップ・山崎ウィスキー館見学 

②山崎ウィスキー館見学(無料)・・・ショップ・山崎ウィスキー館見学、無料の試飲はないが有料なら可能

 

サントリー ウィスキー山崎蒸留所を紹介します。
ジャパニーズウィスキーの代表格の1つサントリー山崎蒸留所で工場見学してきました。

SUNTORY山崎の建物はこの辺りでは象徴的な建物で気分が高まります。

JR山崎駅と阪急大山崎駅から徒歩で約10分。JR山崎駅からの方が数分近いです。

が、どちらの駅からもまあ近いので工場へのシャトルバスはありません。

山崎は駅に降り立つと懐かしい田舎に帰ってきたように感じる場所です。

JR山崎駅前には千利休がお茶を点てた、お茶室がある妙喜庵が見えます。

 

工場へはJRから線路とほぼ並行の道を大阪方面へ歩いていきます。ほのぼのしています。しばらく歩くと工場が見えてきます。

JRの線路を超えて工場に入ったら、すぐ左側の建物が受付です。

豊かな自然環境と良質な水があること、創業者がこの場所を選んだ理由です。ああ、なんだかわかる気がする。近くには大阪府内で唯一「名水100選」に選定された「離宮の水」があります。

 

そして見学開始。

日本のウィスキーは海外でも評価高いですし、近年は外国の見学者も増えてきています。
さまざまな形の蒸留窯、窯の形で味が変わるので繊細な味を作り出すため使い分けがされています。

そして貯蔵庫へ。

貯蔵庫が圧巻で、映えスポットです。

ひんやりと、またしっとりとした場所に整然と並ぶ樽。
樽には作られた年が記載されているので記念の年を探して写真に撮るのも面白いです。
樽に入った原酒が何年も寝かされることで、その原液が蒸発してなくなり量が減る様子も見えて驚きでした。又、樽内を焼き焦がすことでお酒に燻香が移りこむ。時間がお酒を育てる。貯蔵庫見学は感動しっぱなしでした。

 

写真にはありませんが、この貯蔵庫を抜けて外に出た所にある池のお水が澄んでいてとても綺麗でした。是非見てください。

 

見学の途中で見たNO.1と刻印された蒸留窯。

そして最後にお楽しみのウィスキーの試飲。おつまみ付き。
ウィスキー山崎をここで初めて飲んで、ウィスキーってなんて美味しいものなんだと感じました。お酒にあわせるお水がこれまた美味しいからでしょう。家飲みでは別の炭酸水を購入していますが、瓶入りのサントリーの炭酸水は本当に美味しいです。余談ですがG7広島サミットで提供されたアルコールの1つに山崎18年があります。それに加えスパークリングウォーターとして山崎の水〈発泡〉が提供されています。お水の美味しさもお墨付きです。


それまではあまりウィスキーを楽しむことはなかったのですが、工場見学でウィスキーの美味しさを知り、ジョニーォーカーの黒が好きになるなど幅が広がりました。いつかスコットランドの蒸留所へも行きたいなあと夢は広がります。話はそれましたが、試飲時間は決まっているので、その間におかわりもいただけます。

 

試飲後は「山崎ウィスキー館」へ。
ショップ見学。お酒やグラス、おつまみなど購入することが可能です。
ウィスキーライブラリーには数千本もの原酒やウィスキーが並びます。

 

また、長年蒸留所で活躍したポットスチルや発酵槽などの実物が展示されています。これも圧巻。有料の試飲コーナーもあり世界のお酒を飲み比べることができます。

 

建物外の敷地の植栽は綺麗に整備され、目にもやさしい癒しの時間を過ごすことができます。

何よりお酒もお水もおつまみも美味しい!
是非体験してほしい大人の工場見学です。

 

 

◆下の2枚はチョコとウィスキーのマリアージュという特別企画に参加した時のものです。なんとも贅沢な飲み比べでした。

お立ち寄り情報
JR山崎駅付近には、国宝の待庵を持つ妙喜庵(予約制)、江戸時代まで「油座」として栄えたえごま油の発祥地である離宮八幡宮、明治創業の天ぷら屋さんなどがあります。阪急大山崎駅~JR山崎駅までの間には、遅くまで開いてるhermit green cafe、絶品のイタリアン タガミ、暮らしのヒント素敵がキュッとつまった雑貨屋Relish。新旧とり混ざり心地良い空間です。アサヒビール大山崎山荘美術館では安藤忠雄設計の建物の中でモネの「睡蓮」を見ることができます。また山崎は「天下分け目の天王山」で有名な標高270mの天王山への登山の起点となる場所でもあります。天王山山頂へは往復2~3時間くらいで気軽に登れ、低山ハイキングとしておすすめです。

油祖 離宮八幡宮(JR山崎駅徒歩1分)えごま油発祥の地 油座として栄えた
hermit green cafe (阪急大山崎駅徒歩1分、JR山崎駅徒歩3分)
レストラン タガミ (阪急大山崎駅・JR山崎駅ともに徒歩2分) 美味しいです
妙喜庵(待庵) (JR山崎駅前)千利休作と言われる国宝の待庵がある 予約制
三笑亭 (JR山崎駅徒歩1分) 明治創業の天ぷら屋さん
アサヒビール大山崎山荘美術館 シャトルバスバスあり 阪急大山崎~JR山崎駅~大山崎山荘美術館
雑貨屋Relish (JR山崎駅前) 癒し系のお店。すてきな食器ありました
Relish食堂 (JR山崎駅徒歩2分) 体に優しいオーガニックカフェ
天王山 2~3時間くらいあればゆっくり山頂往復行けるかな

三笑亭

アサヒビール大山崎山荘美術館
四季を感じる場所で、モネの「睡蓮」が見れる素敵な場所です。季節を問わずず訪れたいおすすめの空間です。