三内丸山遺跡 | 約5000年前の縄文文化に触れる、ガイドツアーがおすすめ


 
三内丸山遺跡は、市営バスまたは「ねぶたん号(シャトル・ルートバス)」で約30~40分の場所にあります。縄文時代前期中頃から中期(紀元前約3900~2200年)にかけて長期間にわたり継続した大規模な集落跡で、そこから多数の土器、石器、土偶などが出土しています。遺跡近くには資料館が建てられており、出土品が展示されています。
 

 
 
三内丸山遺跡の存在は江戸時代から知られていましたが、本格的な調査発掘が開始されたのは最近になってからです。きっかけは、1992年に野球場を建設する計画があり、そのための調査として発掘を行ったところ、大規模な集落跡の存在が明らかとなり、急遽計画が変更され、遺跡の保存と調査の継続が決定されました。2000年11月には、縄文時代の文化を知る重要な遺跡として、国の特別史跡に指定されました。
 

 
 
 
日に何回か決まった時間に、ボランティアガイドが遺跡を案内してくれます。事前予約は不要で、エントランスホールなどの集合場所で待っていると、ガイドが来て、その後を着いていく形になります。所要時間は約1時間です。とても分かりやすく説明してくれるので、時間に余裕がある場合は、利用することをおすすめします。
 

 
遺跡は標高20メートルの丘の上にある広大な敷地の中に点在しています。自然に囲まれ、見晴らしが良く、天気の良い日などは吹き抜ける風が心地よく感じられます。遠くには雪化粧した八甲田山が見え、約5000年前の縄文人も同じ風景を眺めていたのかと思うと、感慨深いものがあります。
 

 

 

 

 

住所 青森県青森市大字三内字丸山305
TEL 017-766-8282
開園時間 9時~17時(6月~9月及びGW:~18時)
休園日:毎月第4月曜日(祝日の場合は翌日)12月30日~1月1日
観覧料 一般/410円(330円)
高校生・大学生等/200円(160円)
中学生以下/無料
( )は20名以上の団体 ※特別展の観覧料は別途