トキの森公園は両津港から路線バス(南線)で約20分、トキの森公園停留所下車、徒歩約1分の場所にあります。佐渡ヶ島の中央付近に位置し、アクセスがしやすいので、観光スケジュールに盛り込みやすいです。
公園には「トキふれあいプラザ」と「トキ資料展示館」があります。約30分で全体を見学することができます。
「トキふれあいプラザ」では、大型ケージの中でトキが飼育されています。ケージの中はより自然に近い環境が再現されており、トキが飛んだり、餌を採ったり、巣作りをしたりすることができるようになっています。
トキの学名は「ニッポニア・ニッポン」です。かつては、日本の代表的な鳥として繁栄しましたが、年々数を減らし、ついに2003年に絶滅したといわれています。「トキ資料展示館」はトキに関する資料が多数展示されています。その中には、日本の野性生まれの最後の一羽・トキ(愛称:キン)のはく製が展示されています。
さだまさしさんが1982年12月11日にリリースしたアルバム『夢の轍』に収録されている「前夜(桃花鳥)」という曲の歌詞には「とき(桃花鳥)が七羽に減ってしまったと新聞の片隅に写りの良くない写真を添えた記事がある ニッポニア・ニッポンという名の美しい鳥がたぶん僕等の生きてるうちにこの世から姿を消してゆく」とあります。このころからトキの絶滅が危惧されていたのですね。ちなみに、現在佐渡にいるトキは中国から贈られたものとその子孫達です。
公園の周りは自然あふれる里山の景色が広がっています。季節によっては、公園の周辺を散策するイベント(トキの里探検隊)が開催されています。
住所 | 新潟県佐渡市新穂長畝383-2 |
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TEL | 0259-22-4123 |
時間 | 午前8時30分~午後5時(入館締切午後4時30分) 休館日:毎週月曜日(3月~11月までは無休)、年末年始 |
料金 | 大人(高校生以上):400円 小人(小中学生):100円 |