太宰治記念館「斜陽館」 | ストーブ列車で行く太宰の生家

 
 
太宰のふるさと、金木駅に着きました。斜陽館は金木駅から徒歩7分の場所にあります。
 


 
 
太宰治の父・津島源右衛門は大地主であり、後に斜陽館と呼ばれる建物を明治46年に建てました。階下11室、2階8室、庭園などを合わせると680坪の豪邸です。戦後、津島家が手放した後は、旅館「斜陽館」として経営されていましたが、1996年(平成8年)に旧金木町が買い取り、修復工事を施した後、1998年(平成10年)4月17日に太宰治記念館「斜陽館」として開館されました。国の重要文化財建造物に指定されています。
 

 
 
館内には、秋田スギ、木曽ヒノキと並び日本三大美林の一つとして知られる青森ヒバがふんだんに使用されており、時を経た現在も光沢は失われず、艶やかさを保っています。
 

 
 
 
太宰は様々な感情を抱きここで育ちました。蔵を利用した資料展示室には、太宰が着用したマントなど縁の品が展示されています。また、ビデオ作品を鑑賞することもできます。
 

 
 
太宰ファンはもちろん、そうでない人も明治の歴史・雰囲気を感じることができる貴重な木造建築物として、おすすめの観光地です。
 

 
斜陽館のすぐ横には、津軽三味線会館があります。金木町は津軽三味線発祥の地で、館内にはその歴史や郷土のスター・三橋三智也に纏わる品が展示されています。また、多目的ホール・舞台が備わっており、一日に何回か津軽三味線の生演奏を聴くことができます。
 

 

 
帰りは、金木駅から津軽鉄道で五所川原方面に向かいます。ストーブ列車が有名で、ストーブが設置されている車両があります。網棚もあり、レトロ感溢れる車内になっています。
 

 
太宰治記念館「斜陽館」

住所 青森県五所川原市金木町朝日山412-1
TEL 0173-53-2020
時間 4~9月 9:00~17:30、10~3月 9:00~17:00
休館日:12月29日
料金 大人:500円 斜陽館・三味線会館共通券/900円
高校生:高校生:300円 斜陽館・三味線会館共通券/500円
子供:子供:200円 斜陽館・三味線会館共通券/300円